織りの工程
泉州タオルの品質は、まず素材選びから始まります。 高品質な綿糸を厳選し、特殊な機械を使って丁寧に**整経(せいけい)**を行い、タオルの基盤となる生地を織り上げます。この工程で、タオルの耐久性や風合いが決まります。
主要工程:糸の準備 → 整経 → サイジング(糊付け) → 織り上げ



晒しの工程
泉州タオルの最大の特徴である**「後晒(あとさらし)」製法**。 織り上げたタオルには、不純物や余分な糊が含まれています。 そのため、これらをしっかり洗い落とし、タオル本来の吸水性を引き出すための洗浄・晒し工程を行います。
主要工程:洗い(一次・二次)→ 染色


仕上げの工程
タオルの質感を決める大切な工程です。 吸水性を高め、ふんわりとした柔らかさを持たせるために、柔軟仕上げを施します。 さらに、裁断・縫製を行い、形を整えることで、使いやすいタオルへと仕上げていきます。
主要工程:乾燥 → 柔軟仕上げ → 裁断・縫製 → 仕上げ



検品・梱包
製品としての品質を確保するため、職人の目で細かくチェックを行います。 糸のほつれや縫製の乱れがないかを確認し、厳しい検査を通過したタオルだけを梱包・出荷。 こうして、高品質な泉州タオルが皆様のもとに届けられます。
主要工程:人の目による検品 → 畳み作業 → 包装 → 出荷