製造工程
process

織までの工程
泉州タオルの品質の追及はまず、素材である綿糸を高品質なものを厳選し、織機に通す為強度をもたせる糊付けをします。 1本単位での繊細な作業となります。弊社では、多いもので8000本の糸を同時に巻きつけます。この工程を整経・サイジングといいます。
そうして、糊付けを綿糸を使用し、製織を行います。使用用途に適したタオルを製織する為に、織機1台1台本数などを変えています。
そして、タオルの長さや厚みをご要望の通りに仕上げるために糸の密度やパイル長を調整し織りあげます。
主要工程: 糸の準備 → 整経 → サイジング(糊付け) → 織り上げ



晒しの工程
晒しの工程、泉州タオルの最大の特徴である (後晒し製法)を1887年から生まれた技法を継承しています。
織り上げたタオルには、サイジングや製織の工程に糊や不純物が含まれています。
その不純物などを和泉山脈から流れる豊富な水を資源とし、地下200Mから汲み上げられる地下水を利用しタオル本来の吸水性を引き出す洗浄・晒し工程を行います。
日本の軟水で仕上げたタオルは、日本の生活にフィットするので瞬間吸水を実現します。
主要工程: 洗い(一次・二次)→ 染色


仕上げの工程
タオルの質感を決める大切な工程です。
吸水性を高め、ふんわりとした柔らかさを持たせるために柔軟仕上げを施します。乾燥の仕方にも様々な方法があり、そこでタオルの"顔"が決まります。そうして仕上がったタオルは最終段階の裁断・縫製の工程を行います。
主要工程:乾燥 → 柔軟仕上げ → 裁断・縫製 → 仕上げ



検品・梱包
こうして仕上がったタオルを、職人の目で細かくチェックを行います。
糸のほつれや縫製の乱れが無いかを確認し、梱包・出荷します。
主要工程:人の目による検品 → 畳み作業 → 包装 → 出荷